英語教育

高校英語教育

中学時代の学びを活かし、より高い英語力の養成を目指します。高校1・2年の2年間で、高校3年間のおおよそのカリキュラムを終え、高校3年の1年間は、受験で問われる英語力を養います。授業のスピードは速くなりますが、中学で英語の基礎力をしっかりと身につけているため、無理なく学ぶことができます。高校3年次の受験対策は、生徒一人ひとりの進路に合わせた選択が可能。最大で週11時間、英語の授業を選択することができます。

高校の英語授業

高校英語では様々な選択科目も用意され、それぞれに習熟度別をとり、よりきめ細かな行き届いた指導により一人ひとりの学力を伸ばしています。現行では高2が12時間、高3が11時間の履修が可能です。(全学年が新課程となる次年度からは高3も12時間となります。)

高校スピーチコンテスト

自らの考えや経験を通して英語でエッセイを書き、英語で伝える

準備期間を合わせると4か月にも及ぶ、大規模なコンテスト。春休みに、高校生全員が英語で自由にエッセイを書き、各学年の英語科教師が優秀原稿を選びます。選ばれた生徒は、発音・暗誦テストなどの二次選考に進み、最終的に各学年から3名が7月に校内のチャペルで行われるコンテストに出場します。コンテスト本番時は、司会も生徒が務め、All Englishで進行し、外部からのネイティブ講師が公平なジャッジを行います。学年を超えて選ばれる優秀者のスピーチは素晴らしく、毎年生徒たちは大きな刺激を受けています。

アカデミック・ライティング

高校2・3年を対象とした選択授業で、週に1回、2時間続きで実施。将来、国際社会で通用する実践的なライティング力を養います。授業は指導経験が豊富なネイティブ教員が行い、英作文の個別添削も受けることができます。オールイングリッシュの授業なので、ライティング力だけでなく、スピーキング、リスニングの力も身につきます。

女子高生の私たちだからこそ、自分ごととして捉える。
日本が抱えるジェンダーギャップ問題とは。

高校英語は「英語を学ぶ」のではなく、語るべき言葉を持ち、それを英語で表現することを目的としています。思考力を育てる英語の集大成といえるのが、高Ⅱ・高Ⅲを対象とした選択授業「アカデミック・ライティング」です。授業はネイティブ教員によってオールイングリッシュで行い、国際社会で通用する実践力を養います。高Ⅱの英作文の授業では、国際的に見ても遅れを取っていると言われる日本のジェンダー問題を取り上げて、ディスカッションからポスター発表まで行いました。

SDGs目標の中で達成度の低い「日本のジェンダー問題」を考える

ネイティブの先生との意見交換

アカデミック・ライティングは、与えられたテーマについて考え、エッセイを書く選択授業です。テーマは大学入試問題にも頻出のニュース・トピックスを取り上げます。高ⅡではSDGsの目標である「女性と女児に力を与え、平等な権利を確保する」をテーマに取り上げました。ジェンダーギャップの問題は、女子高生としての生徒たちにとって、自分ごととして捉えられる問題でした。
近年の日本では、このニュースに関わるさまざまなトピックがあります。そこで授業は以下の4つのエッセイを読むところからはじまりました。

●ニュースとなった女性蔑視を思わせる発言について(Mori: Talkative women cause time-consuming meetings)
●男女の言語使用の違いについて(Japan's language gender-divide hurts women at work)
●日本での家父長的な風習について(Why a Japanese man proudly took his wife's last name)
●「男女共同参画」や「ジェンダー平等」に関する意見を発信しようという若者への呼びかけについて(Gender equality in Japan gets a push from young activists)

情報を分析し、考え、表現して国際社会で発言できる力を身に着ける

英語科Peter先生

In Senior II Academic Writing, we focus on topics in the news and that might appear on university entrance examinations. With the current emphasis around the world on the United Nations Sustainable Development Goals, "Empower Women and Girls and Ensure Their Equal Rights," being one of them, there have been many articles in the Japanese news related to this issue. Analyzing various news articles related to this topic gave the students a chance to think about gender equality in Japan and facilitate their ability to express their views in writing in the future.

ポスター用紙に自分たちの意見をまとめました
ポスター発表の様子

■グループ発表①

「Language Discrimination」日本での男女間における言語差別について例を挙げ、自分たちの意見を述べました

■グループ発表②

「Why a Japanese man proudly took his wife's last name」日本の古い風習にある男女格差について仕事や家庭内での例を挙げました

■グループ発表③

「Women cause time-consuming meetings」女性蔑視を思わせる発言について本当に女性だけが長く話す傾向があるのか話し合い、結論を述べました

■グループ発表④

「GENDER EQUALITY-Young Activists」男女共同参画を実現するために政府に実行してほしいことを提案しました

英検準備講座(全学年対象)

中学・高校の全学年を対象として、「英検準備講座」を行っています。6月、10月、1月に実施される英検に向けて、筆記・リスニングの両方を対策します。英検は、大学入試に直結する重要な資格です。取得することで推薦入試等で有利になることはもちろん、大学入試共通テストで高得点を取るためにも、クリアするべき試験であると言えます。共通テストの英語(筆記)で出題される内容と問題レベルはちょうど英検2級に匹敵します。英語のセンター試験(筆記)は200点満点ですが、上位大学を目指すには最低でも80%(160点)以上の得点が必要です。一方、英検は級によっても異なりますが、約65%で合格できます。「高IIIの6月までに英検2級取得」を目指すことで、大学入試に通用する英語力を養います。そのため段階的に、中学を卒業するまでに3級を、そして高I、IIの間に準2級・2級を取得できるよう、「英検準備講座」を開講しています。

講座の内容
1.英検問題の問題別のポイントと解き方の説明と演習。
2.二次面接にも役立つ、リスニング練習。

英検2次面接対策講座(全学年対象)

英検の1次試験に合格した生徒には、試験の概要説明、質問内容の特徴、答え方のコツなど、各級の2次試験を受ける全員が知っておくべき内容をお伝えする「英検2次面接ガイダンス」を行います。さらに希望者対象に過去問を使って面接練習を行い、十分なシミュレーションをして試験本番に臨めるようサポートします。英検準備講座を受講していない生徒も参加できます。

高III 大学入試過去問講座

高Ⅲ希望者対象の大学入試対策講座です。学期中の放課後に開講します。BasicとAdvancedの2レベルに分かれ、近年の入試で実際に出題された長文問題を中心に演習します。大学入試長文の解き方を実戦形式で学びます。

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