【中1】演劇ワークショップ ~『こーちゃん』をイスから立たせよ!~

中1の国語の授業の一環として、「演劇ワークショップ」が行われました。
この授業では、本を読んでいる『こーちゃん』をイスから立たせるために、生徒達が『こーちゃん』を説得します。
こーちゃんは、価値観の違う人、考え方の違う人の代表という位置づけです。
自分があたりまえに思っていることが相手にうまく伝わらない時、どうするかを考えて実行にうつしていきます。

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左のホワイトボードの通り、A~Dの4人の役を決めます。
本番で喋るのは1人だけですが、本番に向けて4人で練習を進めていきます。
制限時間は90秒です。90秒以内に『こーちゃん』を立たせることができればクリアです。
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本番の様子です。
このグループでは『こーちゃん』が電車で女性専用車両と知らずに乗ってしまい、
他の乗客たち(生徒)が立ち退くように説得しているというシチュエーションです。
「ここ、女性専用車両ですよ!」と声をかける乗客に対して『こーちゃん』は、
「気付かなかった、次回から気を付ける」、「空いているから乗ってもいいですよね?」などと
言い訳を繰り返し、なかなか席を立とうとしません。
そのまま90秒が過ぎてしまい、結局『こーちゃん』が席から立つことはありませんでした。

このように、『こーちゃん』はあの手この手で言い返し、イスを立とうとしません。
『こーちゃん』の巧みな言い訳は、度々観衆の笑いを引き起こしました。

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続いて、今度は腰の曲がったおばあちゃんの登場です。
立っているのが辛そうなくらい、腰が曲がっています。
『こーちゃん』は基本的にいい人で、「弱い人の話」には弱いそうなので、これはいけるかも・・・!?
・・・と、思いきや、「ぼくも脚が弱くて・・・」の一言。やはり頑なに立とうとしません。


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とうとうお婆ちゃんは倒れてしまいました。
が弱いお婆ちゃんを心配する『こーちゃん』は、座ったままお婆ちゃんに声を掛けます。
出演者は必死にお婆ちゃんを助けるように説得しますが、それでも座ったままです。
この後もイスから立ち上がることはなく、90秒が終わりました。

『こーちゃん』をイスから立たせるのはなかなか難しくはありましたが、グループ間でのチームワークや言葉の表現力・語彙力などを試される授業でした。
シチュエーションを考えたり、「言い訳」に対する言葉の言い換えなど、これまでの知識や判断力を活かす場となり、生徒たちの思考力・表現力が大幅に向上されたのではないかと思います。

女子聖学院では、表現力向上を目的とした小学生向けのワークショップを開催しています。

毎度多くの小学生のお子様方にご参加頂いております。
(前回の様子はコチラ→https://www.joshiseigakuin.ed.jp/news/003064.php
次回の開催は【10/28(土)11:00~12:15】英語のワークショップです。
保護者向けのミニセミナーも開催いたしますので、ぜひ親子でご来校下さい。

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皆様のご来校をお待ちしております♪

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