JAXA主催「S-ISEF」へ本校生徒が参加いたしました!

文部科学省及びJAXAは、2018年3月3日に東京都内で開催された第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)(閣僚級会合)に合わせて、
次世代を担う全国から20人出場できる高校生を対象としたサイドイベント「S-ISEF」(ISEF for Students)を開催しました。
国際宇宙探査フォーラム(ISEF)は、宇宙探査における国際協力の促進を目的とした閣僚級を含む政府レベルでの対話・意見交換の会合です。
その中で本校高Ⅱ生 鈴木万琳さんも発表へ出場致しました。
鈴木さんは、昨年度、東京理科大学が主催している宇宙教育プログラムに参加しており、
そこで出会ったメンバーとプログラム修了後、個人研究をしてきました。
鈴木さんのチームの研究テーマは、「タイタンの地産地消型基地建設の提案」です。タイタンは、ビニル基の発見から、
生命の存在の可能性が高まってきている土星の衛星です。本研究では、タイタンで生命探査をする前段階として基地建設を行うことを目標としています。
また、建設の効率化を目指すために、タイタンにおける基地建設の際、地球から持っていく荷物削減を第一の目的とし、
第二に現地で建設材料を供給する地産地消型の基地建設を提案しています。特にタイタンの環境を生かしたエネルギー供給を使って樹脂を作り、
建設材料として利用することを研究してきました。
発表用の原稿、およびポスターは全て高校生たちによって英語で作成され、質疑応答含め当日の発表やポスターセッションも英語で全て進行されました。
発表後、宇宙研究者や有識者より意見交換や総評が行われ、さらに宇宙科学技術について理解が深まったのではないでしょうか。
当日は中継放送もあり、さらに取材や、出場した他の研究チーム、第一線の研究者の方々とも交流できる場もあり、大変濃い一日となったそうです。
今回のS-ISEF は、鈴木さんにとって大変貴重な経験であり、学問の成長のみならず、これまで培ってきた、チームワーク力や昨年度の宇宙教育プログラムで得た力も大いに発揮できました。また、研究者の方々から頂いた意見を元にこれからも研究をもっと発展させ、宇宙開発に携わっていきたいです。と本人から語られました。
この経験が彼女にとっての大きな強みとなり、今後更なる躍進を遂げることを願っています。



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実際に製作されたポスターです 宇宙飛行士の油井さんと記念撮影!

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