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【JSG × Zoff】企業訪問で学びが動き出す ― JSG”ME”RAI Project、Zoff本社へ ―
JSG Days
12月18日、JSG”ME”RAI ProjectのメンバーがZoff本社を企業訪問しました。本プロジェクトには中学1年生から高校2年生までが参加しており、学年を超えて「制服導入」と「啓発活動」の2つのテーマに取り組んでいます。この日は全員で学びの土台をそろえ、実社会の現場で学びを深める一日となりました。
はじめに、Zoffが大切にしている考え方や価値観についてお話を伺い、商品づくりや事業の根底にある姿勢を学びました。続いてオフィス見学を行い、企画や開発がどのような環境で進められているのかを実際に目にすることで、仕事の進め方やチームの在り方について理解を深めました。
その後、マーケティング戦略部によるワークショップに参加し、商品やメッセージをどのように届ければ人の心に届くのか、その考え方や手法について学びました。このワークショップでは、先輩たちがいる中でも、しっかりと手を挙げて自分の考えを述べる中学1年生の姿が見られました。中学1年生の段階から、Zoff本社という実社会の現場で「社会に届く仕組み」や「ものづくりの考え方」に触れ、上級生の視点や進め方に学びながら、自分の役割を見つけ、思いを言葉にし、行動へとつなげていく姿は、学年を超えて学び合う本プロジェクトならではの光景でした。
さらに、サングラス・レンズMD室によるセミナーでは、メガネの形やレンズの色が与える印象、色の組み合わせや色相の関係が人に与える効果などについて、専門的な視点からお話を伺いました。これらの学びを踏まえ、啓発活動チームは、マーケティングの考え方を今後の啓発活動にどのように生かしていくかを整理しました。一方、制服導入チームは、女子聖学院の生徒にふさわしいサングラスとは何かを考えるため、デザインや商品開発の視点から検討の軸を受け取りました。
今回の企業訪問で得たのは、知識や技術だけではありません。自分たちの思いを形にし、それを自分の言葉で伝え、行動として提案し、他者や社会に応えていく「しなかやな力」を育てることは、本校が卒業時の理想像として掲げる「Be a Messenger」の中心にあります。Zoffでの学びは、その力を実社会の文脈の中で確かめ、次の一歩へと進むための時間となりました。
この度の訪問は、どちらのチームにとっても活動を前に進めるための具体的なヒントが多く、学びの手応えを感じる一日となりました。あわせて、それぞれのチームには次に取り組むべき課題も提示されています。1月には再度Zoff本社を訪問し、Zoffの皆さまに向けてプレゼンテーションを行う予定です。それまでの期間、調査と検討を重ね、根拠をもって提案できる形へと仕上げていきます。
