学校長あいさつ
実は、女子聖学院にはもう一つ大切な環境があります。それは毎日の礼拝を中心としたキリスト教という世界です。これは本校の全ての教育を束ねる「扇の要」であり、女子聖学院の学校としてのアイデンティティでもあります。生徒が、若き日に聖書に親しみ、「神聖なもの」、「厳かなもの」に触れることは、心の安らぎ、人生の道標、人間に対する深い洞察を得る機会になります。さらに「許されること」と「愛されること」、「許すこと」と「愛すること」がいかに大切なことであるかを知らされます。
女子聖学院では、これらの4つの教育環境が有機的につながり、生徒の中に「堅固な土台」が築かれ、生徒は他者と共に歩むことができる女性へと成長していきます。
女子聖学院の教育は、地道な日々の積み重ねによって進められています。しかし、その底流には確固たる教育目標があり、そのために教員の情熱が注がれています。そのことを皆さんに知っていただければと願っております。
女子聖学院中学校高等学校校長