【DXハイスクール】『レイの失踪』が行われました

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【DXハイスクール】『レイの失踪』が行われました

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本校は2025年度より「DXハイスクール」に採択されており、「デジタルシチズンシップ教育」の一環として、情報技術と関わる法制度・倫理・リスクを実社会の事例を通して学ぶ講演会を実施しました。


今回の講演は、知識の習得にとどまらず、生徒指導・情報モラル教育の観点から、自ら考え、判断し、行動する力を育てることを目的としています。
情報技術が日常生活の中に深く浸透する今、生徒一人ひとりが「使える」だけでなく、安全に、責任をもって、社会と関わりながら活用できる力を身につけることが不可欠です。

今回体験させていただいた『レイの失踪』は、ゲーム形式の教育プログラムです。
講演では、

  • 情報技術と法制度・倫理を社会の実例と結びつけて理解する

  • AI活用に関する法制度や倫理の基礎を学ぶ

  • 情報技術の利便性とリスクを踏まえ、適切な利用方法を判断する

  • 情報セキュリティ、個人情報、偽・誤情報など、情報社会における責任ある利用について考える

  • 情報技術の進展が社会や生活に与える影響を理解する

といった内容を扱い、情報社会を生きる上で欠かせない視点を育みました。

『レイの失踪』は、失踪した友人『レイ』の SNS を探索しながら、闇バイトの実態に迫るゲーム形式の教育プログラムです。参加者はリアルに再現された SNS 環境の中で謎解きを行いながら、闇バイトの危険性を自分ごととして体験できます。(レイの失踪HPより)


生徒一人ひとりが自分のiPadでQRコードを読み取り、グループごとに登録するところから講演会が始まりました。ゲーム形式で進行する講演ということもあり、準備段階から生徒たちの期待感が高まっている様子が見られました。

準備が整うとオープニング映像が流れ、アニメーションでありながらも現実味のある内容に、生徒からは「怖い」という声が上がる場面もありました。
調査を進める場面では、教員チームが苦戦する一方、SNSに慣れている生徒たちはグループで意見を出し合いながら、テンポよく課題に取り組んでいました。

答え合わせの後には、「闇バイト」が決して特別なものではなく、身近なところに潜んでいること、その危険性について具体的な解説がありました。また、架空の求人情報を用いたクイズを通して、情報の真偽を見極める視点についても学びました。

講演会後の生徒からは、
「ゲームの難易度が高かった」
「楽しかった」
「演出がリアルで怖かった」
といった感想が聞かれました。

楽しみながらも真剣に取り組む中で、闇バイトの問題にとどまらず、SNSでの個人情報の扱い方や情報技術の危険性について、実感を伴って理解することができたようです。


本校では今後も、DXハイスクールとしての先進的な取り組みと、生徒指導・情報モラル教育を両立させながら、情報技術を正しく理解し、社会の中で責任ある行動ができる生徒の育成を目指してまいります。