【高校探究ゼミ】ecomame

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福祉作業施設 一般社団法人ION(あいオン)見学訪問

こんにちはecomameです!私たちecomameは自分たちにできるボランティア活動や環境活動を探して、実行しているゼミです。


 3月12日には、一般社団法人ION(あいオン)さんの福祉事業所とグループホームへ見学に行ってまいりました。
あいオンさんの代表である天宮さんは、元々は教職として学校で働かれていた方です。学校現場で障がいを持った子ども達と接する中で、そのご両親の苦しみを聞きました。そして、障がいを持って生まれてきた子ども達を心配するご両親が、安心して子離れできる場所が必要だと思ったことをきっかけに、この団体を9年前に設立されました。


 施設の中では4つのSTEPに能力がわかれ、徐々にステップアップできるよう、訓練しながら自立支援が行われています。ecomameの生徒達にとって、障がい者の方々の作業所や生活の場を目にする機会は滅多にありません。今回の天宮さんや他の所員の方々からの熱いお話は、生徒達の人生観を変えるような時間となりました。


 天宮さんからは2時間の見学を通して、定型発達者(健常者)と障がい者は違いがあるのではなく、こだわりの強弱のグラデーションの中で、どこかに区切りがあってそう呼ばれてしまうだけだと教わりました。福祉作業所を建設したい、障がい者の方々が住む住居を構えたいというと、反対運動や、治安が悪くなるからといった理由で断られる場合が未だ多くあるのが現状で、施設数は増えず、このようなグループホームの中で生活できている障がい者の方々は全体の約1割だそうです。

 生徒達は、実際に利用者の方々から自己紹介を聞かせてもらったり、訓練している様子の見学、またその際のスタッフの方々の支援方法やグループホームでの生活の様子などを見学させていただきました。見学する中でも、天宮さんや他のスタッフの方々が利用者の方々ととるコミュニケーションは活発で、家族のようなあたたかさを終始感じることができました。

 見学の後には、見学中に感じたことの共有や質問をさせていただきました。生徒達からは、コミュニケーションの取り方や支援するときに工夫していること、学校に戻ってからできることなどの質問が上がりました。その後は、天宮さん特製のカレーと、スタッフさん達からたい焼きをいただき、ここでも指導員の方々のあたたかみを感じました。

 今回の見学は、記念祭のワークショップで使用させていただいた民族衣装をご提供くださったkibu-ri Actionの嶋野さんのご紹介で実現いたしました。ecomameがこれまでお世話になった方々から繋がる新たな出会いが嬉しく、今後もあいオンさんとkibu-ri Actionの嶋野さんとご一緒できますこと、とても楽しみにしています。


(生徒達の感想)

今日訪れてみて、とても温かい場所だと感じました。心に残っているのは、障がいのある方は「害」ではなく、それぞれ個性を持っている人たちだということです。実際に関わってみて、一人ひとりが明るく、周りの人に元気やエネルギーを与えてくれる存在なのだと感じました。(高1K.S)

今回の訪問を通して、福祉施設は「大変な場所」というだけではなく、その人らしく生活するための大切な場所なのだと感じました。また、支える側の人たちの工夫や優しさがあってこそ成り立っているのだと思いました。(高1N.K)

今日1日で、障がいについてを見る目がとても変わったような気がします。今日見学をしたことを通して、正常発達者と障がい者ははっきり区別できるようなものなのではなく、その個性の程度(濃さ)なのだということが実際にわかり、また、「個性を社会に役立つものにする」という考え方がすっと頭と心に入って来ました。(高1H.Y)

福祉施設とは、ずっと誰かが世話をしてる場所というイメージでしたが、実際は利用者さんの「自分でできること」を増やすための場所なんだなと気づきました。「1日一個はやることを増やしていこう」という日々の積み重ねがあるからこそ、みんなが自分のペースで生活できているんだと思いました。(高1C.U)

見学の中で特に印象に残ったのは、利用者の方一人ひとりに合わせた支援が行われていたことです。それぞれの得意なことに合わせた支援が行われていました。それぞれの得意なことやペースを大切にしながら作業をしている様子を見れて、できることを増やしていくという考え方をすごく大切にしているんだなと思いました。(高1A.O)

スタッフの方も仰っていたように、障がい者についてあまりよく思ってない人たちもいると思うので、今日見学で聞いた事を学校を始めいろんな所へ広めていくことが大切だと思いました。(高1R.T)

特に心に残った言葉は「障害者ではなく障がい者と表記するのは、害がある存在という意味ではなくその人の個性の一つとして考えるため」というお話です。私はこれまで深く考えたことはありませんでしたが、この言葉を聞いて使い方一つにも相手を大切にする気持ちが表れているのだと感じました。(高1M.I)