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DXユニット企画「3DプリンターでXmasオーナメントづくり」に参加しました!
JSG Days
3Dプリンターの最前線にふれる、新しい学びの時間
11月21日(金)、聖学院中高にてDXユニットのイベントとして、3Dプリンターを用いた「Xmasオーナメントづくり」のワークショップが行われ、本校からは7名の生徒が参加いたしました。男女合同での開催となり、普段とは異なる学びの場に触れる貴重な機会となりました。
はじめに、近年の3Dプリンターの発展について説明を受けました。食べられる食品を形づくる「食用3Dプリンター」の存在を知った際には、生徒たちから思わず「すごい」「知らなかった」という声が上がり、技術の広がりに強い驚きを感じている様子がうかがえました。
また、ピアスなどのアクセサリーも3Dプリンターで作られていることを知ると、その細やかな形の美しさに思わず感嘆の声が漏れ、「私たちも作って記念祭で販売してみる?」という声も聞こえてきました。身近なものがどのように作られているのかに気づいたことで、「つくる」ことそのものへの関心が高まったようです。
新しい技術に触れたことで、ものづくりの過程を深く考えようとする姿勢や、発想を実際の形につなげてみようとする意欲が自然と育っていくのが感じられました。
iPadと先輩とともに挑む、初めてのCAD設計
ワークショップでは、普段授業でも使っているiPadを持参し、「Tinkercad」という設計用のソフトを使って、一人ひとりが思い思いのクリスマスオーナメントの制作に挑戦しました。操作方法の説明は、聖学院中高の高校2年生が中心となって行ってくださり、本校の生徒たちは初めてのCADに戸惑いながらも、試行錯誤しながら形をつくり上げていました。分からないことがあればすぐに質問し、それに対して高校生が丁寧に寄り添いながら教えてくださる姿が印象的でした。
また、今回使用したCADは、自分の考えを目に見える形に変えていくための道具でもあります。大きさや角度を数字で調整する過程では、自然と数学的な捉え方が必要となり、形のバランスや見え方を整える場面では、美術的な視点が働きます。
画面の中で何度も調整を重ねながら形を仕上げていく経験は、ものづくりの楽しさとともに、考えを整理して組み立てる力や、より良い形を探そうとする探究心を育てていきます。自分の発想が実際に形となっていく過程を味わうことで、学びの幅が確かに広がっていく様子が見られました。
DXハイスクールから生まれる、新しい学びのかたち
女子聖学院は今年度より「DXハイスクール」に認定され、PCルームの環境整備やレーザーカッターの導入に加え、外部講師による放課後ワークショップの実施など、設備面と学習面の双方からDX分野の学びを強めています。今回の取り組みもその一つであり、生徒が自ら手を動かしながら新しい技術と向き合う貴重な時間となりました。
今後も、生徒たち一人ひとりの可能性を広げ、学びの世界をさらに豊かにしていくために、DX教育を一層推進してまいります。
