イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
『ユダの地、ベツレヘムよ、
お前はユダの指導者たちの中で
決していちばん小さいものではない。
お前から指導者が現れ、
わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。
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希望の光に包まれて――クリスマス礼拝を行いました
JSG Days
12月22日、本校チャペルにおいて、中学・高校の全生徒が一堂に会し、クリスマス礼拝が執り行われました。
クリスマス礼拝は、救い主イエス・キリストのご降誕をお祝いする、キリスト教において特別な意味を持つ礼拝です。本校では、この礼拝をもって一年の学びを締めくくるため、「終業式」を兼ねた大切な時間として位置づけています。
礼拝では、ハンドベルクワイアによる澄んだ音色の演奏に始まり、高校生の音楽履修者や特別聖歌隊、さらに中学生による賛美奉献が行われました。学年を越えて響き合う歌声が、チャペル全体をやさしく包み込み、クリスマスならではの厳かで温かな雰囲気をつくり出していました。
クリスマスメッセージは、「輝く星があなたにも」と題し、蕨福音自由教会の幹祐希先生にご奉仕いただきました。先生ご自身の体験をもとに、暗さの中にあっても心に差し込む希望の光について語ってくださり、生徒一人ひとりが自分自身の歩みを静かに見つめ直す時間となりました。
礼拝の最後には、恒例となっているハレルヤ・コーラスを全員で歌いました。チャペルいっぱいに広がる力強い歌声は圧巻で、一年の締めくくりにふさわしい、深い余韻を残すひとときとなりました。
(マタイによる福音書2・1~12)
