オリーブテラスのサインボードが完成!

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オリーブテラスのサインボードが完成!

JSG Days

 「学校の中に、生徒がゆっくりできる憩いの場を」という思いから、2025年5月に生徒ラウンジが誕生しました。秋には「オリーブテラス」という名前が付けられ、生徒が自由に過ごせる場所として日々活用されています。(※過去の「校長ブログ来る朝ごとに 生徒ラウンジオープン」もぜひご覧ください。)

 生徒の居場所だからこそ、装飾も生徒の手で——。そんな思いから、入り口に掲げるサインボードの制作を生徒に依頼しました。
 制作を引き受けてくれたのは、中学1年生から高校Ⅰ年生までの6名です。「永く校舎と共に愛される物を創ろう」という趣旨に賛同し集まったメンバーで、当初は互いにほとんど面識がありませんでしたが、すぐに打ち解け、積極的に制作に取り組んでくれました。


制作の様子

 制作は、次の3ステップで進めました。
① デザイン・材料決定
② 材料・画材の調達
③ 制作
「皆で作ること」を大切にしたかったため、今回は誰か一人の案を採用する形は取りませんでした。

 ①のデザイン決定では、それぞれが描いた案を持ち寄り、互いの良いところを組み合わせながら話し合いを重ね、形をまとめていきました。最終的に選ばれたモチーフは「ノアの方舟」です。旧約聖書に記された、神様による世界の破壊と再生の物語の中で、洪水後に鳩がオリーブをくわえて方舟へ戻ってきたというエピソードに希望の象徴を見出し、このモチーフに決定しました。

 大まかな形が決まると、②材料・画材の調達のため、渋谷のハンズへ買い出しに出かけました。素材は木材にしようと決めていましたが、木にもさまざまな種類があります。「桜の木って、少しピンク色なんだ!」「合板って何だろう?」と、木材コーナーをきょろきょろと見渡しながら、興味津々の様子で吟味する姿が印象的でした。硬い木と柔らかい木、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら検討した結果、軽くて加工しやすいという利点を重視し、桂の木を選びました。

 続いて塗料コーナーへ。色は、校舎を思わせるピンク、オリーブの葉の緑、そして茶色を基調にしようと当初から決めていましたが、あまりに豊富なカラーバリエーションに圧倒され、気づけば小一時間も悩んでいました。女子聖の生徒たちは、色彩感覚が繊細で豊かだと感じる場面が多くあります。じっくりと話し合いを重ね、ようやく納得のいく色を選び取ることができました。

 材料がそろい、いよいよ③制作スタートです。電動糸鋸で形を切り出し、文字やオリーブの葉の飾り彫りを彫刻刀で丁寧に彫り込みました。また、校舎に設置されているステンドグラスの影響からか、「透け感のある素材を取り入れたい」という声も上がりました。そこで、ガラスを電気炉で溶かすフュージング技法を用いてカボションを制作し、サインボードに埋め込みました。

 それぞれのこだわりと発想が重なり合いながら、サインボードは少しずつ形になっていき、そして先日、完成品の贈呈式を迎えることができました。生徒たちの思いと工夫が詰まったこの作品が、オリーブテラスのシンボルとして永く愛されていくことを願っています。