同じAIを前にして、生まれたものは生徒の数だけ違いました

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同じAIを前にして、生まれたものは生徒の数だけ違いました

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女子聖学院では2025年、2026年とDXハイスクールとして採択されています。

このたび高校1・2年生の探究の時間に、神山まるごと高専・学校法人聖学院アドバイザーの山本周先生をお招きし、生成AIでアプリケーションを開発する講座を実施しました。

授業のプリントを撮影すると暗記カードに変わるアプリ、学習を振り返るタスク管理アプリ、運動会のリレーチームを管理するアプリなどが、生徒たちの手から生まれました。いずれも、自分の毎日の中で感じていた「あったらいいな」を形にしたものです。同じAIを前にしていても、生まれてくるものは生徒の数だけ違っていました。

学校教育におけるAIの問いは、「生徒に使わせるか」から「どう使う力を育てるか」へと移っています。その前日には、同じ山本先生をお迎えして教職員向けのAIリテラシー研修も実施しました。「AIの使い方ではなく、AIのある教育を考える」。研修に掲げられたこのテーマは、翌日の生徒向け講座にもそのまま通じるものです。

今回の講座の目的は、従来のチャットによるQ&A形式の利用から、対話の中で自分の頭の中にあるものを形にする段階へとリテラシーを一歩先に進めることでした。大切にしたのは、AIを操作する技術よりも、その手前にある問いの立て方です。自分は何に困っているのか、誰のために何をよくしたいのか。それを自分の言葉にできることが、AIとの対話の出発点になります。

身近な困りごとを見つけ、解決の形を自分でつくる経験は、自ら問いを立て、思考と実践を往復するExperiential Learningと重なります。中学生の頃から積み重ねてきた「自分の言葉で発信する力」は、高校生になったいま、自分の考えを形にする力へと育っています。