スカーフの色は、中高6学年ごとにそれぞれ決まっており、学年が進むにつれて色も変わっていきます。
進級のたびごとに新しくなるスカーフの色は、生徒の成長を目で見える形で表しているのです。
制定当時からスカーフの色も変わることなく(高3のシルバーグレーは6年制移行時に制定)、70年以上もの伝統を築いてきたこの制服を、現在の生徒たちも大切に受け継いでいっています。
制服
制服紹介
女子聖学院の制服は、1933年に制定されたセーラー服です。
襟には3本の白線が入り、胸元にはシルクのスカーフを結びます。
5月と10月は夏服・冬服どちらでも着用可
スカーフの色
学年ごとの6色の他に、式典用の白のスカーフがあります。
制服FAQ
1933年の制服制定当時から、女子聖学院の制服を作って下さっている業者さん(ヨシザワさん)に、報道委員がインタビューを行いました。
- なぜ、セーラー服になったのですか?
- 詳しいことは不明ですが、この制服が出来る前から、セーラー服は通学服として多くの生徒が着ていたということで、本校の制服として使われることになったのでしょう。
- 制服のデザイナーは誰ですか?
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本校の制服のデザイナーはいません。
おそらく、教員会議や生徒の声を聞いて決定されたものと思われます。デザイナーがいないのにも関わらず、 ここまでお洒落な制服を作り出した女子聖学院のセンスは、類稀なるすばらしいものと言っても過言ではないでしょう。
- 胸当てのない理由を教えてください。
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実は、「胸当てがない」セーラー服こそが本来のセーラー服なのです。
セーラー服は昔、イギリス海軍の制服として使用されていました。胸の切りこみの深いのは、海に溺れたとき、すぐに脱げるようにと考慮されたものです。
- 今後制服を変える予定はありますか?
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生徒たちの間にも、制服を変えたい、という意見は少なからずあるようです。
しかし、本校の制服が長い歴史の中変わらず愛用されてきたということを考えると、そう簡単に制服のモデルチェンジをしてもいいのでしょうか。
考えてみてください。
- なぜ、つりスカートなのでしょうか?
- スカートにつりがついているのは、電車の中でつり革につかまったときに、下着が見えないようにという配慮もあるのですが、その他に、セーラーの上着が汚れにくいよう考えて考案されました。
- 冬服はどうやってお手入れをしたら良いのですか?
- ドライクリーニングでお手入れするのが最も望ましいです。
- スカートがテカテカしています。直す方法はありますか?
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残念ながらその対処法はありません。
薄いアンモニア水で拭くと直るという話もありますが、それはただ毛を起こさせるだけに過ぎません。
- 夏服の汗ジミはどう処理すれば良いのですか?
- しみに気づいたらすぐに水洗いをしましょう。汗ジミはクリーニングでは落ちないので、水洗いあるのみです。
- 夏服のお手入れはどのようにしたら良いのでしょう?
- ドライクリーニングでも良いのですが、水洗いでも十分かまいません。
- スカーフのお手入れの仕方を教えてください。
- ドライクリーニングが望ましいでしょう。
- 白つりのお手入れはどのようにしたら良いですか?
- 取り外しが可能なので、水洗いが良いでしょう。