教科教育

聖書

授業トピック

聖書科では、正しい聖書の知識を身につけてほしいと願う一方、祈る心をもって隣人との関係を構築してほしいと願っています。そのため、教会で2000年以上にわたって大切に受け継がれてきた「主の祈り」を学びます。

中1では授業の冒頭に繰り返し「主の祈り」を祈ります。そのことにより「主の祈り」の言葉をInputします。聖書が記された時代には、現代のような紙はありませんでした。文字は動物の皮を用いた「羊皮紙」や「パピルス」という植物の繊維から作られたものに、一字一字、丁寧に記されました。生徒は「主の祈り」の意味を学んだのち、タイムスリップをして古代の人となり、パピルス風の用紙に「主の祈り」を心を込めて書き記していきます。そのことによって、「主の祈り」の言葉の意味を考え、自分自身の心の中にIntakeするのです。

祈りは神様との会話です。それは全てを神様の祝福のもとに見つめ直すことであり、愛されている自己を見出し、心に力を受け、外に思いを向けていくことです。ここで学ぶ「主の祈り」は、世界の教会で大切にされています。そして生徒は「主の祈り」を自分の祈りとして祈り(Output)、世界の隣人につながる心を持つようになっていくのです。

教科目標と6年間の流れ

教科目標 神様は一人一人に固有の賜物を与えられました。それは私たちが神様の恵みのなかで共に生きるためです。
私たちは女子聖学院に学ぶみなさんが
    神を仰ぎ、人に仕う」思いを持って他者とつながる人、
    喜びと感謝と祈りをもって生きる人、
    愛の言葉と行為をもって他者に仕える人
に育って欲しいと願っています。
6年間の流れ 中学1年 女子聖学院の歴史の学びとキリスト教入門
中学2年 新約聖書を学ぶ1
中学3年 新約聖書をを学ぶ2
高校I年 旧約聖書を学ぶ1
高校II年 旧約聖書を学ぶ2
高校III年 聖書による人生の理解を学ぶ

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