「2・11平和学習」が行われました

女子聖学院2018年度入試も無事に終わり、
生徒たちも長い休みからいつもの学校生活へと戻りました。

さて、2月11日は「建国記念日」ですが、
本校では毎年、その意味、そして戦争と平和について考える特別授業を毎年2月に行っております。
今年は、早稲田大学名誉教授・木村利人先生をお招きし、ご講演を頂きました。
木村先生は1964年に坂本九さんが歌われて大ヒットした「幸せなら手をたたこう」の作詞をされています。
木村先生からはご自身の戦時中の体験を語っていただき、また「幸せなら手をたたこう」の歌がうまれた背景を教えて頂きました。

この歌詞が誕生したきっかけは、ご自身がかつて経験したフィリピンでの農村復興ボランティアでの出来事でした。
当時のフィリピンはまだ戦争の傷跡が残ったままで、国民の心には強い反日感情がありました。
フィリピンの青年との復興活動で共に汗を流しながら、心の壁も次第に解け、お互いを理解し合うようになり、
最後には青年たちの心が「戦争への憎しみ」から「平和への願い」へと変わっていきました。
そこで生まれたのが「幸せなら手をたたこう」でした。

木村先生は最後に「知ること」「愛すること」「輪をひろげること」「世界に目をひろげること」の4つ(=「し」「あ」「わ」「せ」)を大切に、これからを歩んでいってほしい、という力強いメッセージを下さいました。

戦争の無い世に生まれたこと、穏やかな日常を過ごせること、
それがどれだけ有り難いことなのか再認識し、生徒・教師ともども
世界大戦をもう繰り返してはならないという決意を新たにしました。

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木村利人先生による講演


高Ⅱまでの全生徒で真剣にお話を伺いました
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クローソンホール・チャペルにて
「幸せなら手をたたこう」が上映されました。
生徒一人ひとりの想いが綴られました。

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