【高大連携】立教大学リーダーシップ研修を実施しました。

今年度女子聖学院は立教大学経営学部准教授の舘野泰一先生に
「リーダーシップ研修」を教員向け、生徒向け共にお世話になっています。

今回、学校説明会でも人前に立ち活躍している「お手伝いしたい隊」のメンバー(希望者)を対象に
立教大学のリーダーシップ研修を元にしたWorkshopを実施していただきました。
当日は舘野先生と共に3名の女子学生の方もご来校下さり、生徒たちのバディをして下さいました。

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立教大学経営学部准教授舘野泰一先生
からアドバイスをもらいながら
プロジェクト課題を考えました。
それぞれのグループに立教大学の学生の方
が入って下さり、サポートを受けました。



一般的にリーダーシップのイメージというと、「ひっぱる」とか「カリスマ性がある」と
考えがちですが、リーダーシップは学習可能であることを今日のWorkshopを通して教えて頂きました。

生徒たちは数人のチームに分かれ、まずそのチームでどのように貢献したいか、
各自が目標設定をしました。
その後プロジェクト課題に対してチームで解決方法を考えました。
その解決方法を最後発表し合ったのですが、このWorkshopのポイントはその解決方法が優れていることや、
発表のスキルが高いことではありません。
もちろん、そこで出せる解決方法は自分たちが実践で生かしたい、と期待を持てる
内容でもありましたが、それ以上に設定した目標に対して、プロジェクト後に行われた相互に対する行動のフィードバック
が今回の一番重要なポイントです。
この相互のフィードバックでチームへの貢献につながった良かった点や
今後改善されるともっと生かされる点についてメッセージを送り合いました。

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与えられた課題に対して次の目標を達成
するための3つのポイントを考え発表
し合いました。
発表後自分の振り返りに留まることなく、
仲間に対しても良かった点、改善すべき点を
相互に振り返りました。



その結果、生徒たちは自分では気づいていなかった自分に対する盲点を知ることが出来ました。
この盲点は改善点もですが、それと同時に自分の良い面を知ることができ、
その認識を積み重ねていくことで、リーダーシップとはどのようなものであるか、
また自分が貢献できるリーダシップのあり方について学習していくことができます。

実際に生徒のリフレクションシートを覗くと実施前で持っていたリーダーシップのイメージが実施後では変わっている
ことが分かります。
生徒A 実施前...先頭でみんなを引っ張っていく人材、自らチームの雰囲気を作りあげていく人
    実施後...みんなで場を作っていくこと、お互いのよいところを引き出すこと
生徒B 実施前...トップに立つ人、責任感が強い人、人前で話すのが得意な人
    実施後...人の話をしっかり聞く人、人の意見を引き出すこと

またそれぞれ自己認識についても大きな変化が見られ、他者から肯定された経験により、
自己肯定感がそれぞれ高くなっていました。

女子聖学院ではそもそも生徒主体で行う行事が多い学校ですが、この学びがさらに生徒の主体性を伸ばしていける
経験となることに期待しています。

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