【高Ⅱ】ビブリオバトルの道(ビブリオバトルの取り組み)

女子聖学院の国語科では、中学での「聞く話す」の授業や「ディベート」の学習を活かし、高校において学年全員で「ビブリオバトル」に取り組んでいます。

一冊の本の魅力について語る「ビブリオバトル」では、その本の内容はもちろん社会や人の生き方、世界の実情などさまざまな事柄に対する理解力を問われます。その中で自分の思いをどのように伝え受け止めてもらうかという試行錯誤を行います。75回生もこの過程の中で、自らの思考力、表現力、発信力を発揮してくれました。また、友人たちのさまざまな発表を聞く過程において、その幅をさらに広げてくれたと思います。これは女子聖学院のさまざまな場面でみられる日常の姿と重なっています。

「ビブリオバトル」は、5分間の本の紹介後、発表に対して3分間のディスカッションがあり、そのあと「どの本を一番読みたくなったか」を基準に投票しチャンプ本(優勝者)を決めるという形式で行います。

75回生は、高Ⅰの12月までに紹介する本を決め、1月から現代文の授業で予選のビブリオバトルを始めました。まず、クラスの5~6人のグループからチャンプ本(代表者)を選ぶ1回戦、グループの代表6人でクラス代表を選ぶ2回戦を行いました。感染予防に努めながら互いに配慮し、最善を尽くしてくれた75回生の姿は本当に真摯で頼もしく思いました。

学年代表を決める決勝戦は、チャペルで2月に行いました。制限時間ギリギリまで活発なディスカッションが繰り広げられ、学年全体で共有して深め合う時となったと思います。

今年度に入り、高Ⅱでは、高Ⅰビブリオバトルの決勝戦の2人のメンバーが学外の大会に出場しました。

学級代表の一人が「聖学院大学高校生ビブリオバトルワークショップ(6月26日)」に出場し、決勝進出をしました。選んだ本は「エターナル(日野章著)」です。

また、学年代表となった生徒が、各学校の代表間で行われた「高校生言葉の祭典「高校生書評合戦(ビブリオバトル)」東京都大会(11月21日)」に出場し、準決勝進出をしました。選んだ本は「天国と地獄の離婚~ひとつの夢(C.S.ルイス著)」です。二人とも多くの高校生と接し、いっそう視野を広げる機会となったと思います。お見事でした!

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