【中学】マイ・コンパスプロジェクト

2月14日に5・6限を用いて、中学生3学年合同の、探究学習の研究結果の発表会を行いました
本校の探究学習では、学校のモットーである「神を仰ぎ人に仕う」を土台に、「仕える人になる」を6年間の大テーマに掲げ、自分軸を形成する「マイ・コンパスプロジェクト」を行っています。また「自律した学習者として自ら発信し表現できる人になる」を目指し、多角的な視点から学ぶ意味を見出すことを目的に実施しています。
また、SDGsを主軸におき、探究スキルを磨きながら、社会問題への理解を深めていきます。特に大切にしていることは生徒が「問い」を立てる力を身につけることで、その強力なサポートとして昨年、EdTechオンラインプログラム Inspire Highが導入されました。

発表をしたのは、2月7日に行われた予選大会から選抜された中26チーム、中35チームの合計11チームです中1は次年度の自分たちの探究学習の発表をイメージしながら、先輩たちのプレゼンテーションを見学して学びました

プレゼンテーションの構成は以下の通りです。
まず①MyOurQuestionとして、自分(たち)の「問い」を設定します。
次に②MyOur)Storyとして「問い」に出会ったきっかけを深掘りし、自分たちのストーリーを描きます。
Researchでは参考文献やWEBなどを活用して関連項目の調査を実施して、「問い」に対しての世の中の動きを把握します。
Role Modelでは、探究の授業で行われた卒業生の講演や、Inspire Highの動画などを参考にしながら、「問い」として設定した社会課題の解決に向けて、すでに行動を起こしている人たちの行動を学びます。
My(Our)Output Themeまでの学び、さらに深めたくなったことが何か考えて、テーマ設定します
My(Our)Ideaでは、で設定したテーマの具体的な解決策行動プランの提案を行います
この6つのプロセスはMy Inspire High Awardの内容に基づいています。

ロシアによるウクライナ侵攻の問題、同性婚、ゴミ問題、ヤングケアラーといった社会問題が「問い」として設定され、各チームとてもよく調べらた発表を行いました。
外国人居住者が住みやすくなるにはという「問い」でプレゼンしたチームは、日本にいる外国籍の子どもたちの不就学をなくすための活動を行な女子聖学院中高の卒業生東京外国語大学准教授、多言語多文化共生センター長の小島祥美先生をロールモデルとしていました
日本における長時間労働による影響は何?という「問い」を掲げたチームは、学校を長時間労働の現場として捉えて、女子聖学院中高5人の先生に実際にインタビューをした結果を分析して発表を行いました
外国人技能実習生とシンガポールの労働者の実態はどうなのか?という「問い」を持ったチームは、手話を取り入れた演出で、とてもアイデアのある発表を行いました。

この後今回の発表チームの中から、生徒たちの投票によって最優秀のチームが選出されます。どのチームが最優秀の栄冠に輝くのでしょうか。結果が楽しみです。

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