一人ひとりが「運動会」をつくる―シェアドリーダーシップが息づく、学びの現場から

今年も、いよいよ運動会期間が始まりました。女子聖学院では、運動会を単なる行事としてではなく、生徒一人ひとりが「自分の居場所」と「役割」を見出す体験の場として位置づけています。

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安全な学びの場を、生徒の手で

5月28日には、運動会準備日の一環として、大塚ウエルネスベンディング株式会社  小森 美波 さんを講師にお招きして、熱中症対策講習会をチャペルで実施しました。この講習会は「誰かに守られる」存在から「自ら守り、支え合う」存在へと意識を転換するきっかけです。参加した生徒たちは、自分自身だけでなく、仲間の安全にも目を向ける視点を養いました。

その後、各色に分かれて団結式や練習を実施。ここでも、女子聖の教育の中核をなす「シェアドリーダーシップ」が随所に見られました。リーダーだけが引っ張るのではなく、互いに声を掛け合い、役割を分かち合いながら一つの目標に向かって進んでいく姿は、まさに共に学び、共に創る教育の体現です。

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「運動会を支える」ことで育まれる主体性

6月4日に行われた総練習では、競技の練習だけでなく、審判・用具・得点など各係の生徒たちが、本番さながらに動きを確認しました。実行委員が中心となり、それぞれの係が自分たちで考え、改善し、工夫する様子は、まさに「自ら課題を見出し、行動する力」が育っている証です。

こうした学びは、教室の中だけでは得られません。実際に自分の体を使い、心を動かし、他者とともに創り上げることで、教科学習で育んだ思考力や判断力が生きた力へと昇華されていきます。

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行事もまた、学びの場

女子聖学院では、「Be a Messenger(思いを持ち、言葉にし、他者と協働し、社会に貢献する人)」を、卒業時の理想像として掲げています。
運動会の準備や運営のなかで、生徒たちはその一歩を踏み出し、自らの思いを行動に移し、仲間と協力しながら力を育んでいます。

運動会の練習にも、女子聖学院ならではのシェアドリーダーシップが息づいています。
生徒一人ひとりが自分の役割を見出し、仲間とともに行事をつくり上げていく――その姿は、まさに本校の教育そのものです。

ぜひ、その真剣なまなざしと、生き生きとした姿を説明会で直接ご覧ください。
皆さまのご来校を、心よりお待ちしております。
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