引き継がれる運動会

女子聖学院の最大イベントである運動会が今年も巡ってきました。運動会は、高校の各学年がそれぞれ紅、黄、青の色を持ち、中学生はその3色のどこかに入り、3色対抗で行われます。本番は来月の18日ですが、既にその準備が始まっています。体育館前では高校3年生が、運動会で使用する垂れ幕の制作をしています。生徒によれば、「紅組垂れ幕は56回生(2004年3月卒)が制作していたものを昨年まで使用していたが、傷みも激しくなってきたので今年新たに作り直すことにした」とのことです。高校3年生にとっては進路の準備をする時期ですが、それでも運動会の準備をしなくてはならない理由があるのです。

女子聖学院最初の運動会は1925年に行われました。それから100年の時が流れています。戦時中は行われなかったと思いますが、戦後2年経った1947年には体育大会として再開されています。その頃は隣接する聖学院中高グランドで行われていましたが、1957年からは新しい校地(現聖学院小学校、幼稚園敷地)で行われていました。ところが幼稚園園舎建築、小学校の教育活動への支障などで1966年から3年間、運動会は開催されませんでした。伝統ある運動会が行われないことへの不満が生徒にもあったようで、1969年に東京体育館を会場にして再開し、その後、上尾体育館、駒沢体育館、代々木体育館を使い行ってきました。運動会は、長い時間をかけて生徒によって創られ守られてきた行事です。ですから生徒は本気で挑みます。そして、その本気が代々引き継がれてきたのです。

高校3年生は「真紅に燃える朱雀」の垂れ幕を描き始めています。まだ、黒の下地に朱色の鳥らしきものがぼんやり描かれている段階ですが、6月18日には代々木体育館にその雄姿を現し、青組「竜」と黄組「虎」との激しい三つ巴の闘いが繰り広げられることを期待しています。

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2023年度の垂れ幕

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