【白熱!】高1年ビブリオバトル開催レポート

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ビブリオバトルとは?

ビブリオバトルは、読んで面白いと思った本を紹介し合い、「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票し、チャンプ本を決める知的書評合戦です。ルールは以下の通りです。

  1. ・各自が読んで面白いと思った本を持参。
    ・人5分間で本を紹介。
    ・発表後、2〜3分間の質疑応答。
    ・すべての発表後に投票を行い、最も票を集めた本が『チャンプ本』に決定。

女子聖学院でのビブリオバトルの取り組み

女子聖学院では、中学2年生と高校1年生の国語の授業でビブリオバトルを実施しています。国語教育に取り入れている理由は以下の通りです。

  1. ・本に対する関心を深める。

  2. ・プレゼンテーションの経験を積む。

  3. ・仲間の発表を通じて新たな視点を得る。

  4. ・準備段階のやりとりを通して、教師と生徒のコミュニケーションを円滑にし、授業の質を向上させる。

2025年2月7日 決勝戦開催!

今年も高1各クラスの授業で代表者を2名ずつ選出し、チャペルにて8名による決勝戦を開催しました。参加者は高校1年生全員に加え、学年教師や司書教諭、興味のある教員など、多くの方々が見守る中、白熱したプレゼンテーションが繰り広げられました。質疑応答も多くの生徒が行い、とても活発な決勝戦となりました。

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決勝戦の発表作品

  • 『カケラ』(湊かなえ)

  • 『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健)

  • 『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』(品田遊)

  • 『西由比ヶ浜駅の神様』(村瀬健)

  • 『近畿地方のある場所について』(背筋)

  • 『二人一組になってください。』(木爾チレン)※2名が同一作品で参加

  • 『同士少女よ、銃を撃て』(逢坂冬馬)

激闘の末に...

チャンプ本:『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』(品田遊)
準チャンプ:『西由比ヶ浜駅の神様』(村瀬健)

優勝者は 「2025ビブリオバトル東京大会」 にエントリー決定!

今回の授業を終えた生徒の声

「ビブリオバトルってこんなに楽しかったんだ...もっとちゃんと準備すればよかった(笑)」
「決勝が終わるまでは紹介された本を読まないで、と先生に言われた。早く読みたくて待ちきれない!」
「ビブリオバトルがあるからという理由で本を読み始めたけれど、なんとなく読書が好きになった。」

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担当者からのひとこと

全員が集中して発表を聞き、ビブリオバトルの醍醐味である質疑応答も大いに盛り上がりました。読書に対して抵抗感を持つ生徒もいますが、このイベントをきっかけに本に親しみ、たくさんの作品と出会ってほしいと願っています。来年もさらに盛り上がるビブリオバトルにしていきましょう!

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図書館にはビブリオブースが完成しました!すでに借りている生徒もいます

言葉を育む女子聖学院の学び

女子聖学院では、「知る」「考える」「伝える」 という学びの流れを大切にしています。ビブリオバトルは、まさに女子聖が大切にしている学びの3ステップを実践する場です。

生徒たちは本を選び(知る)、その魅力を整理して発表内容を組み立て(考える)、自分の言葉で伝えます(伝える)。さらに、質疑応答を通じて相手の視点に触れ、学びを深めます。

この経験を通じて、読書が単なるインプットではなく、対話を通じた探究の機会へと広がっていきます。こうした学びの積み重ねが、本校の授業の特徴であり、生徒一人ひとりの表現力や思考力を育んでいきます。

女子聖の国語教育については こちら

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