校長ブログ「くる朝ごとに」卒業を前にして
厳しい冬もようやく峠を越えたようです。部屋に降り注ぐ陽射しが随分と柔らかくなってきました。
寒い日が続くと、外に出ることが億劫になってしまい、日が長くなっていることさえ気が付かなかったのですが、随分と日も長くなってきました。
考えてみれば、春分の日までもう10日ばかりです。今年の春分の日は20日です。そして2日前の18日が高等学校77回生の卒業式です。
女子聖が初めて卒業生を出したのは、今から118年前の1907年6月11日でした。何とも中途半端な時期の卒業式ですが、その時の卒業生は1名でした。その卒業生は、キリスト教伝道者として神と人に仕えるために卒業しました。卒業式でのクローソン校長の式辞と在校生代表の送別の辞は、祝辞と別離の悲しみというよりか激励の辞に近かったようです。後日クローソン先生は、「その後のどの卒業式よりも大きな感動を受けた」と語っています。「50年史」によりますと、仙台の宣教師から「早く帰して欲しい」との督促があり、他の生徒より一足先に卒業をさせたようです。たぶん学則や単位の定めが寛大だったと思われます。卒業認定は、「人」を見て為されていたのかもしれません。何とものどかな話ですが、学校自体が手作りだったんだと思わせます。そんな時代から100年以上たって、制度も整備されましたけれど、教育の原点はやはり「手作り」であることには今日も変わりません。
手塩に掛けること6年、3月18日に109名が女子聖から旅立っていきます。
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高Ⅲ登校日 休み時間のひととき
残り少ない女子聖生活を楽しんで !
カテゴリ: 校長ブログ「くる朝ごとに」|投稿時刻:2025年3月11日
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