「JSG × Zoff」産学連携の取り組み――Zoffとの連携を通して広がる学び

このたび、女子聖学院とアイウェアブランド「Zoff」との産学連携プロジェクトが、「Live News α」や「Yahoo!ニュース」などのメディアで紹介されました。

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▶︎ 記事はこちら:Yahoo!ニュース(2025年6月26日掲載) 放送もご覧いただけます

生徒たちはモニターとして実際に製品を試し、Zoffのスタッフによるレクチャーを受けながら、紫外線や目の健康について、これまで意識してこなかった視点に気づき始めています。
自分たちの日常と結びついたテーマとして、改めて関心を持つきっかけとなりました。

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一度きりでは終わらせない、「学び続ける探究」へ

今回のプロジェクトでは、紫外線の影響や目の健康に関する知識に加えて、企業がこの活動に込めている意図や社会的な背景にも触れることができました。
Zoffのスタッフによるレクチャーは、「紫外線から目を守ること」が単なる個人の健康管理にとどまらず、広く社会の課題とも関係することを考えるきっかけになっています。

本校ではこのような取り組みを、単発の体験で終わらせるのではなく、今後も社会とつながりながら調査や発信へと展開していく継続的な学びの入り口と捉えています。
このプロセスを通じて、数値や実感をもとに考察する力や、物事を多面的に捉える視点が少しずつ育まれていくと考えています。

「Be a Messenger」への入り口として

女子聖学院が掲げる卒業時の理想像「Be a Messenger」は、自らの思いを持ち、それを自分の言葉で発信し、他者と協働して社会に貢献する人です。

今回のプロジェクトでも、生徒たちはただ製品を試すだけでなく、「どのようなサングラスが本校の制服に合うのか」「色味やフレームはどうあるべきか」などを考慮しながら、それぞれのグループで組み合わせを検討しました。
そこには、自分の好みだけでなく、学校全体の印象や周囲への配慮を含めて判断しようとする姿勢が見られました。

「自分の選択が誰かにどう影響するか」という視点が生まれつつあることは、「Be a Messenger」の原点とも言えるものです。
こうした小さな経験が、将来の発信や協働の礎になります。

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女子聖だからできる、静かで確かな学び

紫外線や視覚、健康といったテーマには、科学的な知見や論理的な思考が求められます。
それらを知識として学ぶだけでなく、自分のまなざしで捉え直し、意味を考えてみる姿勢が大切です。

女子聖学院では、こうした社会との接点を大切にしながら、生徒一人ひとりが「なぜ?」と問いを持ち、少しずつその答えを探し、言葉にしていけるような学びの環境を整えています。
今回のプロジェクトも、そのような力を育てていくうえでの確かな一歩となりました。

今後も私たちは、企業や社会との関わりを通じて、生徒が自らの問いを深め、考え、発信する力を育んでいけるよう、継続的な支援を行ってまいります。

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