セブ島語学研修② 現地の様子をお届け

<ゴミ処理工場見学>
「セブ州の廃棄プラスチックのリサイクルプロジェクト」に関するスライドを見ながら、セブ州のゴミ処理の現状について学びました。ホテルの各部屋には3つのゴミ箱が設置されていますが、最終的な分別は手作業で行われていると聞き、生徒たちは一人ひとりが正しく分別することの大切さを改めて認識したようです。

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見学に伺ったゴミ処理場の様子です。 廃棄物処理に関する会社の方が講義を行ってくださいました。

また、フィリピンの1日の最低賃金が約1,200円と伺い、生徒たちはその低さに驚いていました。実際に、手作業での分別作業の様子を間近で見学する機会がありましたが、施設内はかなり強い臭いがあり、最終的に見学に参加したのは数名にとどまりました。
そんな中、施設の担当の方が、「せっかくのフィリピンの休日に美しい海ではなく弊社に来ていただいたからには、生徒の皆さんが何か一つでも感じ取ってもらえれば幸いです」と言葉をかけてくださいました。また、フィリピンの伝統的なお菓子「Otap」とお水をおやつとしていただきました。

<スラム街訪問>
セブにある「スモーキーマウンテン」と呼ばれる地域を訪ねました。ゴミの山が自然発火し、煙が立ち上っていた様子から「スモーキーマウンテン」と呼ばれています。ここでは、実際に住んでいる人々の暮らしぶりを見学し、お話を伺った後に子どもたちとの交流を行いました。

ゴミ山はありますが、ゴミ処理工場に比べると臭いはきつくはありませんでした。この地域はフィリピンでも最も貧しい地域の一つとされており、ゴミの中から売れそうなものを拾って生活する人々の1日の収入は、およそ600円程度だと聞き、生徒の中には「え〜、それだけで生活してるの?」と驚く声もありました。

それでも、子どもたちは学校に通うことができており、中には英語を話せる子もいました。話を聞いた後には、近くにいた子どもたちと一緒にメディシンボールで遊びました。その間にスタッフの方々と引率している本校の教員がサンドイッチを作りました。子どもたちに配ってから私たちはその場を後にしましたが、私たちが乗っているバンを追いかけてきてくれる子ども達がたくさんいました。

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<孤児院訪問>
今回連れていて行ってくださったのは、孤児院というよりシェルターのような雰囲気のところでした。親から虐待されていたり、ストリートチルドレンとして生活していたところを保護され、そこから孤児院や適切な場所へ送られるのを待っているそうです。

そのような厳しい環境下にいる子供たちでしたが、とても明るく元気で、いくつかダンスを披露してくれました。お返しとして、生徒たちは「ハウルの動く城」の曲でリトミックを、また、ソーラン節も踊っていました。その他にも、一緒に遊んだりおやつタイムを過ごし、楽しく交流ができていました。

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