【JSG English NAVI】中2 When life gives you lemons, just make lemonade!

【JSG English NAVI】では、女子聖の生徒たちがどのように英語を学んでいるか、連載にてお伝えしております。
第3回は、中2クラスの「英語」の授業の様子をお届けいたします。

「英語」は、クラス毎に日本人教師と英語ネイティブ教師が1人ずつ付いて行います。中2の生徒たちはこの「英語」授業を月曜日から金曜日までの5日間毎日履修しています。いよいよ今学期最初のテストが来週に迫っている中、生徒たちは落ち着いて授業を受けていました。

今回は、前回の授業で行ったJigsaw reading(ジグソーリーディング)の続きと英文の並べ替えをグループで行い、その後テストに向けてリスニング問題を解きました。Jigsaw readingとは、1つのクラスを数名単位にグループ分けし、協同学習によって課題解決を図る学習法です。ここでは、1クラスを5グループに分け、題材となる物語の英文をA~Dに区切り、それぞれ担当を割り振りました。A~Dの担当同士で集まり意見を出し合い、それを元のグループに持ち帰り共有します。

今回のJigsaw reading学習の題材は「ALEX'S LEMONADE STAND」です。これはアメリカのレモネードスタンド活動のお話です。レモネードは誰でも簡単に作れる飲み物のため、アメリカでは夏になると子どもたちがお小遣い稼ぎに庭などでレモネードを作って売っています。これを利用し、小児がん患者のアレックスという少女が小児がん支援のための寄付金を集めたのが、このレモネードスタンド活動のきっかけです。この活動は今や小児がん支援の方法として世界中で普及し、Alex's Lemonade Stand Foundationとして知られています。生徒たちはバラバラの文章をもとに話の全貌を予想しながら、自身の英文解釈が合っているか友達と意見を出し合い意欲的に学習していました。

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グループで和訳の共有をして意見交換中... ネイティブの先生の後に続いて音読します

全グループで単語・文法・意味の確認が完了し、ネイティブ教師がA~Dのパートを読み上げます。それを復唱した後、物語が完成するよう英文の並び替えをグループで行いました。英語学習を通し、生徒たちは小児がん支援の方法を知り、レモネードを庭で売るアメリカの子どもたちの存在も知りました。ネイティブ教師が自身も8歳でレモネードスタンドに立ったという経験談には、驚きの声も上がっていました。ネイティブならではのエピソードが聞けるのも貴重な経験ですね。

最後は来週のテストに向けて、英検4級のリスニングCDを聞き授業が終了しました。レモネードスタンド活動のスローガン"When life gives you lemons, just make lemonade."は、アレックスが好きだったことわざす。生徒たちには、この言葉から「何を持っているかではなく、与えられたものをどう使いこなすかが大切である」ことに気づき、私利を超えた目的で行動した時の力を知ってほしいと考えています。勉強や学校生活の中で壁にぶつかることもあるでしょう。そうしたとき、学習の中で得た新しい言葉や生き方が生徒たちの支えとなり、逆境を乗り越える力になることを願っています。

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物語の完成にグループ内で拍手が起こります! みんなリスニングに集中しています

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